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彼らの見る先の世界

欲望こそがアイデンティティ.

アイドルにはアイドルを楽しんでやってほしい、というお話

いつもながら意味のないひとり言です。

自担がいなくなり、ジャニオタから茶の間に毛が生えたくらいのミーハー人間に落ち着いて思うこと。

 

 

 

連日の熱愛報道で揺れるジャニオタ界隈ですが、私は極度のパフォーマンス厨なので、はっきり言ってしまえばパフォーマンスさえ私の求めるものを見せてくれたらそれ以外はわりとどうでもいい派です。

毎度のことながらジャニオタの皆様の特定力ハンパじゃない。相手の女性とのこと色々調べあげてくる術はどこからくるんだろう。あそこまでよく特定するな〜と、スキャンダル自体よりそちらに関心がいってしまう。探偵しちゃダメ、とかは全く思わないし、皆様の鋭さというか特定力には拍手さえ送りたくなるけれど、あれをすることで自分の傷口に自分で塩塗ることになっちゃうし、興味のない人にまで余計な情報まで広がっちゃう気がするけどどうなんだろう。過去のスキャンダルと並べたりするから、外野の人間が知らなかったことまで知れてしまうし。(実際私はN宮くんのカー◯ックス事件とか全然知らなかったのに今回の件で引き合いに出されてたことで知ってしまった)まぁ別に知ったところで興味のない人にはふーんってくらいで終わるからいいのかな。

 私個人としてはその本人のプライベートの動向は気にならない、というか、話したことない人だからわからないし。そりゃ明らかに犯罪だとか、人的にNGっていうようなことが明るみに出たら、さすがにダメだと思うけど、恋人がいる、とか、どんな人と連んでる、とかはまぁ別にふ〜んって感じだ。そんなにアイドルとしての部分以外を知りたい気持ちもないので、テキストだとか、テレビでの発言を追いたいとか解釈とか分析したいとかも思わなくて、色んな解釈をしてくれる他のファンの皆様の意見を見るのは、新鮮でとても面白かった。私にとってのアイドルは、現実でありリアルではないので、彼らから私たちに向けて発信されるものは、あくまでも彼らがアイドルとして発言したもので、それは彼らが世間に向けて作り出したアイドルという偶像であるって思ってて。もちろん彼らにはそうじゃない部分、アイドルとして以外の姿があるわけで、だからアイドルとしてだけの側面を見て知った気にはなれないというか。そしてその全てを知れる日なんてこないと思っているので、だから彼らのことをわかってる、知ってるなんて気持ちには私は永遠になれないと思う。全てなんて知りたくない。この遠い距離、手の届かない彼らが私は好きでたまらないのだ。手が届かない彼らだからこそ好きなのだ。

 アイドルには一生手の届かない存在であってほしい。
ファンサなんていらないから、あのむせかえるほどの爆煙の中に佇んでいてほしい。
あの眩くて目が開けていられないほどのレーザーの海の中で輝いていてほしい。
何千何万の歓声がこだまする中で華麗に舞っていてほしい。
ずっとずっと手なんて届かなくていい。すごく遠い存在でいい。
ただアイドルにはステージの上で生きて、ステージの上で死んでほしいのだ。

 

だから彼らのプライベートでの言動が明らかになったって、別にがっかりなんてしない。私にとっての「アイドル」は、プライベートを全くにおわせないことや甘いセリフを与えてくれる存在じゃなくて(もちろんそうしてくれたら嬉しいけど)、ステージの上で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる存在であってほしいのだ。

私の好きな田口くんに関しては、私が好きになったときにはもう既に何年単位での恋人がいた(らしい)し、なんてゆうかむかつくもくそもなかった。それにKAT-TUNってもういかにも「よくわかんないけど女とか死ぬほど抱いたぜ?」感がMAXで、キラキラ☆アイドル売りじゃないし、私が好きになったときには平均年齢三十路手前だったし、今更ショックも何もあったもんじゃなかった。

田口くんの彼女のこと調べてみて、顔見て、すっごい私のタイプじゃなくて「お、おん...田口くんの趣味わからん...」とも思ったし、更に調べたら色々騒々しい彼女で、「何故こんなに自分のイメージを下げる女を...」とも思ったけど、だからって別れてくれとか夢壊すななんて思わなかった。少なくともステージ上の彼はいつも最高のアイドルであったし、いつも私の見たいものを見せてくれた。アイドルを楽しんでいる彼はとても眩しくて美しくて、それだけでいいって思えた。

アイドルは夢を売る職業だから〜とか、自分のお金が彼女との交際費に使われてるなんて〜っていう意見もあるし、確かにそうだなとは思うけど、まぁだからなんやねんって話で。彼女にうつつ抜かしててパフォーマンスのクオリティが下がるとか、態度悪いとかならおいっ!って言いたくなるけど、そうじゃないなら恋愛くらい許してあげたい。というか自分はジャニオタをしてて、何の我慢も犠牲も払ってないのに、アイドルにそこまで求めるのはどうなの?と私は自分自身に思ってしまう。だって、お金払ってる!って言うけど、向こうから無理やり買わされたわけじゃないし。自分が欲しくて買ってるのに、こっちはお金払ってるのに!とか言っちゃう?私はアイドルとファンの関係性は、お互いに一方通行だと思ってるので、彼らが発信してくるものにはあまり文句は言いたくない。選ぶのはこちらなのだ、見たくないなら見なければいい。ファンは誰を応援するのかを選べるのだから、もっとこれが見たい、あぁして欲しい、こうして欲しいって、泣いたり喚いたりするのはナンセンスかな、って。見たいものがそこにないのなら、見れるところに自分が行くしかないのだ。

 

 

赤西くんはKAT-TUNをやめるちょっと前くらいはとても楽しくなさそうだった。当時はジャニオタどころか、KAT-TUNのことはどちらかといえば嫌いだったし、たまたまテレビで見たくらいだったと思うけど、それでもあんなに楽しくなさそうにアイドルをする赤西くんはとても強烈に印象に残ってたし、腹が立った。楽しくないなら辞めちまえって思った。辞めた、と聞いたときやっぱり、と思ったのと同時に少し安心した。今の赤西くんは昔みたいに自由でのびのびとしていて楽しそうだなって外野ながらに思う。KAT-TUNでいたことが彼にとってマイナスだったなんて思わないけど、彼の才能はあの箱庭の中じゃ発揮しきれなかったんだろう。今の自由な彼は、とても美しいと思う。

 

田中くんに関しては、5人だったKAT-TUNを一度もリアタイで見たことがないし、今の彼の事もほとんど知らないので何も言えたもんじゃないけれど。彼の場合は辞めたかったわけではないので、赤西くん田口くんとは少し違うと思うけど、彼にはKAT-TUN以外にも一番があって、そのどれも手放せなかったのだろう。彼は優しすぎたのかな。田口くん赤西くんは追いすがる手をそっと振り払えれるだろうけど、田中くんは一生その手を振り払わずに全てを救おうとする人だから、こうなってしまったのかな、とぼんやり思う。優しいからきっとずっと己の過ちを許さないと思うけど幸せになって、優しい人。

 

田口くんは最後まで美しいアイドルでいてくれた。田口くんが脱退宣言をした直後、私は彼の今までを疑った。田口くんがアイドルを辞めてしまうということより、今までの彼がずっと本当は楽しくなかったんじゃないか、という疑いが現実になってしまうことのほうが私には怖かった。だけど彼はKAT-TUNを、アイドルという肩書きを降ろすその最後の日まで、ずっと美しく楽しそうにアイドルをしてくれた。だから私は彼に裏切られたとは思わなかったし、もしそれが嘘であったとしても、最後までアイドルであってくれてありがとうって思った。

私たちが見ている夢が覚める日がくると教えながら、それ以外は何も言わず、あいも変わらずキラキラにこにことアイドルであり続ける彼は、白々しくも非情でもあったのかもしれない。けど少なくとも私にとっては彼がそのままの私の愛したアイドルの彼でいてくれたことは救いだった。

あの時彼のことを非難する言葉がたくさん溢れていて、それは彼が去ることに伴って失われるものの多さを考えたら仕方ないと思った。ただ、私にとっては過去の今までの彼が疑われ罵られる事の方がずっと辛かった。10数年前、初めて彼を見た時からずっとずっとどの時代を切りとっても、彼はアイドルを楽しんでいた。そんな彼だから好きになった。色々なものを犠牲にしてアイドルという偶像を見せてくれる彼らには楽しんでいてほしいのだ。どれだけ人気が出ようとも、売れようとも、本人が楽しくないなら意味がないんじゃないかって思う。楽しそう、なんて私の主観的な話で本当のことなんてわからない、ってのがこの話の本末転倒ぶりなところなんだけど。

舞台を降りた田口くんのことはあんまり心配してない。野生の田口くん見るたびに、彼は絶対に不幸にならない、とういか幸せにしかならない人だな、といつも思う。
こんなこと書くとこれだから田口くん担は盲目なんだよ…と思われるかもしれないが、田口くんって絶対自分のこと自分で不幸に思わないタイプなんだと思う。だから不幸にならない。
いくら外野の人間が彼を嫌い罵ったり、後ろ指をさしたり、落ちぶれたとバカにしてもそんなものはどこ吹く風なんだろうな〜。だからって傷付かないわけじゃないだろうし、もちろん悩むこともあるだろうけど、それでも彼は彼自身でもって自分を幸せな人間と位置するのだと思う。赤西くんもおそらくこっち側の人間。

 

アイドルであり続けるにしても、それ以外の道を選ぶにしても、自分の人生を楽しんで生きて欲しいなって、アイドルオタクの端くれながらにいつも思う。

好きな人が楽しそうにしてたら、それがファンにとっても嬉しいことなのだから。

 

幸せになってね、好きになった人。