彼らの見る先の世界

欲望こそがアイデンティティ.

君よ 今日も生きて 輝いて

8時だJ、一夜限りの復活ありがとう〜〜〜!!!

私リアタイで見てたし、当時のビデオとかまだ持ってるので懐かしさで咽び泣きそうでしたよ、りある!

2018年はジャニーズ事務所大激震の一年でしたが、やっぱりそれでも我が青春の黄金期なんですよね。関ジャニや嵐、タキツバはともかく、デビュー組ではない4TOPSまでもが同じ画面に映っていることが、とても感慨深くて、嬉しくて、切なくて、言葉にならない感情が湧き上がるようなものでした。私4TOPSファンだったんで、4人が並んでるとことか、こんな干支一周以上の時がたってから、平成最後の年にまさかまた見られるなんて思ってもみなくて。今や「アイドル」してる4人なんて、山P以外はほとんど見ることがなくて。でも私にとっては彼らは永遠にアイドルで、当時のことだってめちゃくちゃ鮮明に詳細に覚えているわけで。当時好きだった辞めてしまったあの子もこの子も、今は歌われないあの曲もこの曲も、私の中ではずっと生き続けているんですよね。4TOPSの4人の中で、山P以外は今やアイドルのイメージを持たれている人はほぼいないと思います。アイドルよりは俳優のイメージの方がずっと強くて、彼らだってアイドルとしてのお仕事はほとんどしていないですし。それでもやっぱり私の中では彼らもずっとずーっとアイドルでしかないんですよね。今日そのことに気付いて私はなんだか嬉しかったです。だってやっぱり私の好きになったアイドルはきちんと存在していて、その思い出や足跡も残っていて、それをずっと永遠に愛してもいいのだな、と思えたんですよ。私の愛したアイドルを忘れたりしなくてもいいんですよね。

アイドルは永遠ではなくて、「脱退」や「引退」という選択肢を持つ職業であるのだと、改めて思わされた一年の中で、何故アイドルがアイドルをやめるという選択をするのか、とても考えさせられました。アイドルをやめたって、アイドルであった過去は消せないし切り離せないし、アイドルのままでさえいれば受けられた恩恵や地位や安定した仕事や立場を置いてまで、彼らが手に入れたかったものが一体なんのなのか、私はとても知りたかったのです。もちろんやめるという選択肢をしたからって、立場や状況、理由はどの人も全然違うとはわかっています。自ら決断した人、やむを得ない事情があった人、なんだか全てが曖昧でうやむやに最後を迎えてしまった人。何かあるたびに、何故、どうして、という思いを抱かざるを得なく、その度に胸がぎゅっとなりました。

アイドルでいる以上、はみ出してはならないラインがあって、守らなければならないパブリックイメージもあって、最低限こなさなければならない「アイドルのお仕事」があるわけで。アイドルのままじゃ叶えられない夢があった、というよりは、アイドルとして表現することに限界を感じてしまった、の方が正しかったのかなと思います。アイドルという肩書きを背負ったままでは、何をしても「アイドル」という枠は絶対に外せないというか、アイドルとして表現することに上限はないけれども、制限はとてつもなくあるわけで。今やアイドルは色んな方面に進出していて、もはやその鳥籠のてっぺんは見えないくらい高いと思います。けど、必ず鎖には繋がれているわけで。鎖っていうと語弊があるけど、ジャニーズ事務所に所属するアイドル」として受けられる数多くの恩恵の代償として、良くも悪くもその箱庭からは絶対に出られないんですよね。「ジャニーズ」という看板は絶対に外せない。その肩書きこそが最強の盾でもあり矛でもあるはずなんですよね。

山P以外の4TOPSのメンバーはデビューも引退も脱退もしていないけれども、アイドルとしても活動していない、特殊な例のジャニーズ事務所所属のタレントだと思います。彼らについては、彼ら自身がアイドルをやめる選択をしたのか(というかそもそも選択肢があったのか)わかりかねるので、なんともいえないんですけれども。アイドル達ほどは厳しくないけれども、それでも彼らだって、ジャニーズ事務所に所属するタレントとして、「ジャニーズ」を背負っていくわけであって。アイドルがアイドルをやめる選択をするとき、とても悲しいのは、その「ジャニーズとしての自分」を捨ててしまいたかったように感じたからなのでしょうか。なんていうか、私は私の好きだったどのアイドル達にも「アイドルであった自分」を大切にしてほしいんですよね、きっと。だって私の中では彼らはずっとアイドルとして生き続けていくわけだし。でもアイドル自身がアイドルでい続けることを望まなかった場合、いつまでもアイドルの彼らを好きでいていいのか、という疑問というか引っかかる感じはずっとありました。いつまでも私の願望や望む姿を押し付けてごめんねって、どうしても思ってしまうんですよ。でもその自分の中の思い出とか好きだった気持ちとかって、大切にしていいんですよね。変わっていってしまうからこそ覚えておきたいし、だからこそ過去からずっと繋がる今を生きるアイドル達のことが好きなんですもんね。だって私はアイドルが好きなんですもん。アイドルの肩書きを置いてしまった彼らのことも忘れてなんてやらない。

いつも私の心をときめかせてやまないアイドルでいてくれる彼らにありったけの感謝を。

来年もよろしく頼むぞ、アイドル達!!!