彼らの見る先の世界

欲望こそがアイデンティティ.

泣いてもいいんだよ

なんてーか、私の色々ごにょごにょ整理記事です。UNION楽しかったな〜って話と、自分のモヤモヤを吐き出したいだけの内容です。

 

 

 

 

 

これの一つ前の記事でも書いた通り、先月行われたKAT-TUN LIVE 2018 UNIONはめちゃくちゃ楽しいライブでした。田口くんファンだった私が、ここまで田口くんのいないKAT-TUNのライブを楽しめたのは、自分でも正直不思議だったりもして。でも、ようやくそこに田口くんがいない、ということを直視出来たからなのだと思います。なんというか、諦めがついた、ともいうし、未練があってもいい、とようやく思えたのだと思います。

10Ks!のとき、私はとてもKAT-TUNの現場に行くのが怖かったです。生の声が溢れた場所で、田口くんへの悪意や憎悪に触れてしまうという不安や、田口くんが変えてしまった現状、傷ついたメンバーの顔も見たくなかったし、田口くんに対する怒りも収められなかったし、田口くんを許せないながらもKAT-TUNを好きなことに対しても罪悪感がありました。それに、あの頃の私は、あれ以上田口くんが誰かから憎まれない為に、KAT-TUNにはいつものKAT-TUNでいてほしいと思っていました。田口くんがおわせた傷を、3人に背負って欲しい、というなんとも浅はかで最低な考えでした。代わりに私は田口くんがいなくなった後もKAT-TUNに忠誠を誓うことで、罪滅ぼしをしたつもりになりたかったのだと思います。私ごときど新規の一ファンが、申し訳なく感じたところで何も変わりはしないくせに。今を担う彼らに過去を追い求めるのは最低の行為だろうし、無い物を求めるのは3人への愚弄だとも思っていました。だから田口くんのいない空白を悲しんだり嘆いたりしてはいけない、楽しかったって思わなきゃっていう気持ちでいっぱいでした。10Ks!のオーラスには仕事で行けませんでした。いや、多分行けても行かなかったはずです。あの時はあれ以上、「田口くんがつけた傷」を見るのが辛かったのです。メンバーやファンの方々の涙を直視出来なかったのです。KAT-TUNが充電期間に入り、少しホッとしました。いったん逃げられる、離れられる、って思いました。

充電期間以降、ゆるやかに茶の間ファンに戻り、だいぶ穏やかな気持ちになりました。私はアイドル田口淳之介の亡霊をずーっと追いかけて、諦められず、でももう過去のものになってしまった「アイドルであった田口くん」の映像や歌は全て見れなくなってしまっていて。KAT-TUNの歌や映像を見ると涙が出てきて、充電期間に入ると同時に全て封印していました。もうこのままじわーっとジャニオタをやめるのだな、とぼんやり考えていました。

しかしその間に、KAT-TUNと反比例するように田口くんが活動しだして、戸惑いながらも結局ほぼ全ての現場に足を運び、毎回毎回「アイドルではなくなった田口くん」を見るという傷口に塩を塗りまくる戦法で、この現実を受け入れました。ソロ一発目のライブからずーっと感じていたこのモヤモヤが、私がアイドルであった田口くんを好きだったからなのだと会えば会うほど確信してしまいましたが、この2年間の間でモヤモヤと共存してもいいのだと、思わされたのです。変わっていくものを100%受け入れられなくても、ファンでいてもいいのだと、ようやく気付いたのです。

だって私が好きになったKAT-TUNには田口くんがいたし、私が好きになった田口くんはKAT-TUNだったんですよ。惚れ込んだアイドルに、いきなりアイドル辞められて、あまりにも消化出来なかった夢がありすぎて、それなのにまたアイドルではない姿でステージに立つ田口くんに、未練感じるなってほうが無理じゃん!って開き直っちゃったんですよね。それはKAT-TUNにも同じくです。だって私が好きになったKAT-TUNは4人だったし、好きな歌も、繰り返し見たあのパフォーマンスも、そりゃいきなり忘れられないよ!だって好きだったんだもん!って。空白感じたって、思い出したって別にいいじゃんって、ようやく思えてきたんですよねほんと。いうなればですけど、田口くんに限らずJin Akanishiのフェイクだって生で聞きたいし、JOKERのラップだって生で聞きたいんですよ、今だって。叶わないってわかってますけど。わかってても、望んじゃうからしゃ〜ないよね、ほんと。私の精神衛生はようやくクリーン化してきたところなんですよ。こうじゃなきゃファンじゃない、ああじゃなきゃファン失格、って強迫観念にかられることも今はほとんどないです。前は買わなきゃいけない、追わなきゃいけない、みたいな気持ちでいっぱいで、「いいファンじゃなきゃ」って必死でした。でも今は見たい番組しか見ないし、雑誌も買わないし、全ステもしなくてもいいし、なんていうか、私の気持ちに正直に従ってファンしてます。だから未練もタラタラだし、いまだに昔の映像は見れないし、どの曲聴いても泣くし、亡霊探しまくりですけど、別にいいんだなって思うようにしてます。UNIONでようやくそう思えて、本当にめちゃくちゃライブを楽しめたので、そう思わせてくれるライブをしてくれたKAT-TUNには感謝しなありません。

ということで、UNION早く映像化してください!!早くもう一回見たいです!そして夏ツアーもめちゃくちゃ楽しみにしてるので、当ててください、アーメン!!!