初めてKAT-TUNのコンサートという異世界に行った日
お題お借りいたします。
KAT-TUNを好きになって約1年半。
私の初めての現場は9uarterだった。
もうKAT-TUNの沼には完全にはまっていたけど、現場に行くのは勇気がない...とか思ってた時だったけれども、友達に絶対行った方がいい!東京がなんぼのもんじゃい!お一人様がなんぼのもんじゃい!とハッパかけられて、行くことにした。
そん時はまだファンクラブ入ってなかったので、ロッピーで発券した。
今思えばファンクラブでもないのにチケット手に入れれたことに感謝。
東京ドームなんて行ったことないので、3階バルコニー席、がどこなのか遠いのか近いのかもよくわからなかった。
二十代半ば出戻りジャニオタ地方民。
仲間もいない、情報もない。
え?アイドルのライブって何持ってくの?
噂で聞く双眼鏡とかいる感じ?
物販とかどれくらい並ぶの?
ってか何着てくの?
頭にあるのはひたすら疑問疑問疑問。
しかも私はお一人様が出来ないタイプ。
東京に1人で行ったのなんて就活の本命の最終試験くらい(しかも落ちた)で、後は友達とですらディズニーランド行く時くらいしか行ったことない。
そんな田舎者の私が、1人で東京ドームで行われるジャニーズのライブに行く、なんて自分の中では一世一代の大冒険だった。
とにかく知識がないので、唯一でミーハーなオタク要素のある友達にグッズ列とはどんなもんやと聞いた。
友人①「いやーうち物販ネットで買えるしな〜」(LDHファン)
友人②「うちもペンライトとかファンクラブだと付いてくるしな〜」(K-POP系ファン)
つ、つ、使えねぇ...!←
てかジャニーズ事務所って、原始的なんやな...!
まぁとにかくネットで調べまくった。
まず東京駅から東京ドームに辿り着けるかが一番の問題だ。
私の地元は電車は30分に一度しかこない、自動改札すらない。
あの意味のわからない東京地下鉄を私は乗りこなせるのか。
グッズ売り切れてたらどうしよう。
田口くんの団扇カウコンで売り切れたらしいし...!
何分くらい並ぶ覚悟でいけばええんや。
てかジャニオタってどんななの、こわい...
はっきり言って全然楽しみじゃなかった。
不安しかない。
だって1人だし。
天下の大都会東京だし。
あーもーこわい!!!
年に数回ね、関ジャニのライブに行くであろう方達に遭遇することがあるんですが、もう数メートル離れててもわかるくらいの色の主張で、つなぎに担当のメンバーの名前でっかく書いてたり、チュールスカートに自担の写真貼ってたり、みたいな感じをよくお見かけしたので、まさにジャニオタといえばそんなイメージで。
私オレンジの服なんて持ってないよ...
小物すら持ってない...どうしよ...
とにかく95%の不安と5%の楽しみを胸に、入念な下調べをこの無計画とてきとーさで有名な私が行い、満を持していざ東京に向かった。(といっても命綱の携帯の充電器とチケットとお金を用意したくらいだった)
とにかく小心者なので無駄に朝10時過ぎに東京に着く新幹線で向かった。
東京駅に着いてからは乗換案内のアプリを駆使し、東京ドームに向かった。
水道橋駅に着いた瞬間、come hereのバックを持ったお姉さまを見つける。
あ、同志...!ついてけばおけ!
そう思ってそのお姉さまの跡を追った。
ごった返す人!人!人!を想像していたが、わりに人影はまばらだし、何よりお一人様が多い...?という印象を抱いた。
てか普通の服の人ばっかり。
ほっ。
年齢層も割と高めで花冠とかつけてない。
ほっ。
ハイフンの皆様は新米ジャニオタに色んな意味で優しかった。
そして一番の心配だったグッズ列はというと、あ、あれ?人並んでない...
え、2時間の覚悟で来たのに
めっちゃ空いてた。
なんなら買うもん悩む時間もないくらいすんなり買えた。
時間にしてわずか5分。
初現場だったからか、浮き足立つこともなく予定通り団扇とペンライトとパンフだけ購入。
今思えばツアーTとかバックも可愛かったな〜と思うが、そんときは買っても使わないしな〜が勝った。
あんなに意気込んできたにも関わらず、壮絶な肩透かしをくらったが、ここまでスムーズに事が進み一安心。
時刻AM10時半。
暇を持て余した田舎者、どうする。
とりあえず友達に借りた東京るるぶを見て、表参道のおしゃれカフェに行ったり、クレープ食べたりわりとお一人様を満喫した。
途中でコンサートに行くのは内緒にしていったはずの上司から(私の仕事は不定休)、「団扇振ってるか〜」って電話きて、心臓がひゅってなった。
友達に団扇の写メくれ、と言われたのでカフェのトイレで「田口くんと初ツーショ♡」って田口くん団扇との自撮りとって送っといた。
なんやかんやで開演一時間前くらいに席について、この時既に意味のわからないキンチョーで吐きそうだった。
ドキドキMAX。
私に何がキンチョーすることがあるのか、自分でも意味不明なのはわかっているが、とにかくキンチョーしていた。
私が入ったのはオーラス(という名の2日目)だったので、ネタバレもしてるっていうのに、静まれこのいたずらなハート。
絶対声でない。
楽しみすぎて、というより今からここで私が世界で一番好きなものが繰り広げられると思うと、夢か現実か区別つかなくなりそう、という謎の心配だった。
そこにKAT-TUNが、田口くんがいるのか、と思ったら、やっぱり吐きそうだった。
テレビ越しじゃないリアルタイムのKAT-TUN。
だめ、このままじゃ死ぬ!と思って隣のお一人様のお姉さまに声をかけた。
非常に馴れ馴れしい性格がこの時ばかりは役にたった。
とても優しいいい人で10年以上の亀ちゃんファンだと言っていた。
亀ちゃんファンのお姉さまとのお喋りのおかげでだいぶ緊張感はなくなった。
あの時の優しいお姉さま、本当にありがとうございました。
そして開幕を迎えた。
感想はというと、正直あんまり覚えていない。
米粒くらいにしか見えないと思っていたけど、醤油さしくらいのサイズでは見えたかなってくらい。
春夏秋冬の頬杖田口くんとばっきゅん♡田口くんにときめきすぎて、動悸が激しくなったのは覚えてる。
MCのかつんちゃん達が高校生男子の昼休みで可愛かった。
お兄ちゃんから来たメールの返信を55,000人の前で公開でする田口くんまじ田口くん。
田口くんに甘い上田くん。
アイドルらしいことすると吐き気するって顔歪ませる中丸くん。
ドラえもんの真似ばっかする亀ちゃん。(これ全面カットだったね。笑)
みんな顔がちっちゃくてお人形さんみたいだったなぁ。
てか双眼鏡見たり団扇持ったり腕振ってみたり意外に忙しいのね...!とにかくせわしない。
ステージの横の柱が邪魔すぎてRAYとかよくわからない間に終わってた。
田口くんがあんなにかっこよかったなんて現場にいたのにわかんなかったぞ☆←
あんなレーザーが出てたのも知らなかったし、舞台演出を綺麗だとか思う余裕もなかった。
とにかくこの初めての異空間に取り残されないように着いて行くのに精一杯だった。
同じ空気吸えた♡とか思うより前に、やっぱり同じ空間にいても、彼らは透明なショーケースに入った美術品なんだと思った。
KAT-TUN生きてる!とかよりも先に、私の目の前に広がる光景は精巧な3D映像かアンドロイドか何かかなぁ...とぼんやりと思った。
セトリとかも全く覚えてなかったし、あんな詳細なレポをあげてくれる皆様ほんとすごい...!
生で見てもやっぱり現実だとはあんまり思えなくて、だからこそやっぱりこれが私の好きになったKAT-TUNだと思った。
テレビの中でしか見たことない彼らが自分と同じ空間にいてこんなにも近いのに、やっぱり手をのばしても届かない眩い彼らが好きだと思った。
あの4つに分かれたステージのちょうどオレンジ色に当たる部分が、自分の入った席のあたりだったので、田口くんはよく来てくれたと思う。
あの涙だって正面で見てた。
最初泣いてるってわからなくて、なんか変な顔してんな〜って思ってごめんね。
言葉に詰まる田口くんを見て、その日初めてまともに声が出て、頑張って!って叫んでた。
田口くんの笑顔が大好きだから、いつもみたいに楽しかったー?って、笑顔で聞いてくれなかったことを少し残念に思った。
we are KAT-TUN!ってやったとき、やっと、あぁ私はKAT-TUNのコンサートに来たんだなぁって、ほんのり思った。
次こそは田口くんの神がかったスタイルと天使の笑顔絶対肉眼で見てやる!
目あった〜♡とか思ってやる!
絶対絶対絶対次はアリーナかスタンド前列当ててやる〜!と思って東京ドームを後にした。さらばTOKYO。
まぁこれが私にとって唯一自担のいた現場だったんですけどね☆
くそっ!許すまじ田口淳之介!
まぁ〜びっくりするくらい黄色い声出ずに終わりました。
というか出すタイミングがわからなかった。
バルコニー席なので当然ムービングステージがあがっても遠いのだが、周りの皆様がメンバーの名前を呼んだり、手を振ったりするのに驚いた。
手とか振るのね...?!
だみだ、ジャニオタとしての経験値がなさ過ぎて全く作法がわからない...!
途中から段々団扇を持ってる意味とかわからなくなって、そっと鞄にしまった。
帰り道友達から電話がかかってきて、どうだった?と聞かれて、KAT-TUN生きてた!けどやっぱりお人形さんだった!とか意味わからんこと答えた気がする。
なんかぼんやりとしたまま地元に帰って、翌朝のWSを見て、あぁ、私はこの無数の輝きの中にいたんだなぁって思ったらすごくドキドキした。
DVDを見たときも、リアフェカラオケ大会のときのファンの歌声を聴いて、私もこの中にいたんだなぁって、やっぱり覚めない夢の中にいるみたいだった。
楽しかった?と聞かれたら、あっという間で覚えてない...と答えるしかないくらい、私の初現場デビューはおぼろげであやふやでした。
いい勉強になりました。
おかげで10Ksは立派に周りに馴染んでキャーキャー言えたし手も振れるくらいには成長できました。
この目で見ても同じ空間にいても、やっぱり現実とは思えないくらい、KAT-TUNが魅せてくれる世界は圧倒的で眩しかった。
かっこいいとかどうとかより、ただ美しくて夢みたいだった。
まぁ結論は
KAT-TUNは最高だ!!!
ってことです。
見ればわかるよ、みんな見てね!
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