彼らの見る先の世界

欲望こそがアイデンティティ.

私がジャニーズに出戻った話

どうも、初めまして。

KAT-TUNおよびとりわけ田口淳之介くんのファンをしているものです。

あまりにも田口君への愛を叫びたすぎて、ついにブログをはじめてしまいました。

今日は私がKAT-TUNひいてはジャニーズに出戻った話をしたいわけなのですが、めちゃくちゃ長いのでご了承ください。

 

私が最初にジャニーズに出会ったのは、小学生のときだ。

最初に私を虜にしたのはあの滝沢秀明くんだ。

こんな美しい男の子がいるのか!と受けた衝撃は今でも忘れられない。

私はいわゆる「黄金期」を知る年代で(歳ばれるね…)、8時だJやら、少年倶楽部の前にやっていたMJなんかを見てキャーキャー言っていた。

そこから裸の少年という神番組をへて、私の一番のお気に入りは風間俊介くんだった。

風間君、田口君ときているので、私はさぞかし柔和な顔が好みなのだと思われそうだが、実際私が一番好きな顔は桐谷健太と松田翔太であるのだから、アイドルの魅力というのは奥深い。

裸の少年、少年倶楽部などなど風間くんはたくさんテレビに出ていたし今思えばとってもヲタ充していたのだと思うけれども、そんな日々もある日終わりを告げる。

そう、人類の奇跡・山P様のデビューである。

同じ4topsのメンバーであった山Pのデビュー。

私にとって衝撃であった。

え?風間くんはどうなるの?4topsは?

当時子供であった私にも風間くんには司会や演技の才能はあれど、topsが解散したら歌って踊るアイドルとしてのデビューの可能性はほぼないということはわかっていた。

Pがデビューしたあたりからショックであんまりジャニーズの番組が見れなくなって、

そしたら知らない間に少年倶楽部の中心はKAT-TUNに代わっていて、そのあたりからなんとなくジャニーズ離れをしていった。(この辺の記憶が曖昧すぎて、全然時系列違ったらごめんなさい。)

たまに少年倶楽部は見ていたけれど、大好きだった風間くんの場所を奪った(わけじゃないけど)

KAT-TUNの悪そう感がどうしても受け入れられなかった。

昔はそうでもなかったのにどんどんチャラく悪そうな見た目になっていくのも調子にのっている感がありすぎて嫌だったし、なによりあの時のJr.を代表する存在であるはずなのに「いい子」じゃない、みんなの代表なんだからちゃんとしてよ!!という学級委員長みたいな気持ちが爆発して、KAT-TUNを嫌いになって完全にジャニーズ離れをした。

 

そこから十数年、20代半ばになるまでほぼほぼジャニーズに興味がなく過ごした。

KAT-TUN以下のデビュー組はじゃんぷのやぶひか、キスマイのわたたい以外はほんとに顔も名前もわからなかった。

そんな私がなぜ十数年の時を経て出戻ったのかというと、あの頃私の中で「嫌い」の塊であったKAT-TUNもっとも代表される時代の作品、KAT-TUN LIVE 海賊帆 これの中古品が300円で売られていたことがきっかけだった。

最初は半ばバカにした気持ちで手に取った。

彼らがいつの間には4人になっていたことは私でも知っていた。

あの頃調子にのっていたくせに、今やワンコイン以下で売られてるなんて落ちぶれたな、まぁ一回見てやるか、なんてとても意地の悪い気持ちでそのDVDを購入した。

 

海賊帆を見た感想も、「厨二病乙Ww」「ほんとにオラついてたんだなぁ」と小馬鹿にしたもんだった。

私が知っているKAT-TUNはまだ赤西君がバカ西くんと言われていて、亀梨くんより前に田口くんがいて

おバカでやんちゃな少年たちだったのに。

思った以上に変わっていた。

でも6人時代の彼らはとても傲慢で自信に満ち溢れていた。

アイドルのくせに爽やかさもなく、サングラスをし笑顔も見せず、気怠げにダンスをし(しかもバラバラ)、ファンのことをてめー呼ばわりする。

なんだこれ、そう思ったのと同時に彼らの魅せるその時の熱の塊のようなものにいつしか魅了され

最初のバカにしていた気持ちはどこへやら、どんどん真剣に彼らのことを見るようにった。

海賊帆に飽きたら、次また違うのも見たいという気持ちがどんどん出てきて、KAT-TUNDVDを次々と購入することになった。

ありがたいことにたくさん中古品も出回っていて、とっても簡単に彼らの軌跡は追えた。

すごくてきとーに購入していたので、時系列とかはほんとにバラバラだったのだが、新しいDVDを見るたび、どんどん自分の中にあった「オラついたKAT-TUN」のイメージが変わっていった。

なんていうか、KAT-TUNってすごく普通の男の子っぽいのだ。

私はあのメンバー同士があだ名で呼びあったりいちゃいちゃしたりする、アイドル特有の仲良し!感がけっこう苦手なのだが(あれは顔面が麗しい人間同士だから成り立っていると思っている)、それが彼らにはあまりなかった。

メンバーも名字で呼び捨てだし、いい意味でドライ、というか年相応の普通の男の人っぽいところが

すごくツボだった。

その反面メンバー同士めっちゃギスギスしてんのかな、と思いきや勝手に歌のパート変えて歌って

にこにこしてたり、そのギャップみたいなものにやられた。

どんどんどんどんキャッキャした気持ちが自分の中に生まれてくる中で、完全に沼にはまる時がきた。

Live Tour 2012 Chainを見た時である。

某赤西くんが抜けた後の5人時代の彼ら。

あのエフェクトが聞いた曲の世界観、ほとんど黒ばっかりの衣装、すべてがどつぼだった。

こんなことをにわかファンの私が言ってしまうのはダメなのかもしれないが赤西仁がいなくなり、赤西亀梨の絶対的センターが崩れ、ほかの4人にスポットライトが当たったことで全然違う魅力が生まれたと思った。

こんなに圧倒的で非現実的な世界を創り出してくれるのに、MCが昼休みの中学生すぎてもうそのギャップにイチコロだった。

それまで毛嫌いしていたKAT-TUNのオラついたイメージに対する感想が変わった。

彼らはナルシストなのではない、「プロ」なのだと。プロの、本物のアイドルであり

エンタ―テイナーなのだと、やっと理解できたのだ。

そして私がKAT-TUNが魅せる、圧倒的な、手の届かない、非現実的な世界の虜になったのだ。

 

そこからファンクラブに入るまではは本当にあっという間だった。

今や立派な出戻りジャニオタです

周りに全くジャニオタの友達がいないので、出戻ってから初めてあったKAT-TUNのライブuarterも地方民であるにも関わらず一人で行って一人で帰ってきた。

ジャニーズのコンサート自体、行くのも初めてなのに我ながらオタクの行動力には感心だ。

初めて生で見たKAT-TUNは美しくて人形かと思ったけど、やっぱり彼らの魅せる世界は

何人になっても圧倒的で、MCはぽんこつで、私の見たいものがそこに広がっていた。

ありがとうKAT-TUN、私にこんな世界があることを教えてくれて。

世界で一番大好きだーーーー!!!!!

 

 

その中で田口淳之介という沼に大手を振ってはまっていくのだけれど、これまた長くなるので

その話はまた今度。